長い旅行に必要なのは、口ずさめる歌さ!by スナフキン
長い旅行に必要なのは、口ずさめる歌さ!
ムーミン自体が、不思議な世界観を持ったアニメでしたが、
その不思議さを、独特な味わいで引き立ててくれていたのが、スナフキンですね!
ムーミンの友人でありながら、馴れ馴れしい関係では なかったし、
決して上からものを言っているわけじゃなく、
でもなんか、人生の先輩のような。
そう、知らない世界を見せてくれる、異次元の人って感じな気がする。
それはそうと、上記の言葉ですが、
スナフキンは長い旅行によく出ていくのに、おっきなカバンを引いたりはしない。
ちょっとしたリュックを背負ってるだけ。
なんていうか、身軽なんだよね。
それでいて、すっごく大事な重い宝を持ってる、そういう人。
スナフキンがどこを旅して、何をしてるかなんて分かんないけど、
次の言葉に何かしらのヒントがあるかもしれないですね(#^.^#)
おだやかな人生なんて、あるわけないよ。
スナフキンには、スナフキンなりの辛く苦しいものがあったらしい。
波乱万丈の人生だったわけだ。
端から見たら、平穏でおだやかな日々を送ってるように見えるかもしれないけど、
実際はそうじゃない。
それを言葉少なに語るところも、スナフキンらしいですね。
なんて、スナフキン様様みたいな語り方してると、こう言われちゃうかな( ゚Д゚)
誰かを崇拝しすぎると、本当の自由は得られないんだよ。
自分の自由な気持ちで、誰かがスゴイって思うことはいいんだけど、
やりすぎると、自分ってものがなくなっちゃう。
奴隷になっちゃうんですよね。
だからスナフキンは、放浪の旅をしてるのかもしれません、
何か一つの在り方や、決まった考え方に縛られないようにするために。
そうやって、本物の自由を手にすると、
全てが自分のものになる、っていう神々しい気持ちが生まれるようです。
自分で綺麗だと思うものは、なんでも僕のものさ。
その気になれば、世界中でもね。
別に世界征服をしたいってわけじゃない。
誰かと奪い合うっていうのでもない。
その美しいものに魅せられた自分と、その美しいものとの間に生まれる
不思議な関係の中で、
これは自分だけのものさ!って言える自由がある。
変に世界はみんなのものだ!って
なんか政治的なイデオロギーを掲げなくなっていい。
スナフキンはこう言ってる、
なんでも自分のものにして、持って帰ろうとすると、
難しいものなんだよ。
ぼくは、見るだけにしてるんだ。
そして立ち去る時は、それを頭の中へしまっておくのさ。
ぼくはそれで、カバンを持ち歩くよりも、ずっと楽しいね。