祝え!Dies Mirabilisを‼

“Dies Mirabilis”(ディエス・ミラビリス)とは、ラテン語で「奇跡の日」「素晴らしい一日」という意味だそうです。このブログを訪れて下さる皆様一人一人にとって、今日一日が素晴らしい日となりますように!(^^)!

塾講師エッセンス~指導のキモは何?~

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塾でも家庭教師でも、

子供たちや親御さんから期待されることの第一は、

「分からないところを教えてもらえる」

ということではないでしょうか。

 

確かにそういう部分もありますが、

実際に塾や家庭教師で教えてみると、

意外とそうじゃないことに気づかされます。

 

言い換えると、

質問に答えることより、

ずっと大事なことがある!っていうことですね。

 

それは何か?と言いますと、

 

1.まず机の前に座って勉強する、という習慣を身につけること。

 

  子供たちが先生のもとに持って来る「分からない」には、

 幾つかの種類があります。

 

(1)ただ単に覚えることをしてなくて、宿題の空いているところを埋めたいだけの「分からない」

 

(2)少しは頑張って覚えようとしたのだけれど、途中で疲れて、嫌になって、先生を使おうという魂胆の「分からない」

 

(3)答えの解説を読みもせず、考えようともしないで、聞きに来る「分からない」

 

(4)答えの解説を読んだけれども、文章の意味が分からなくて尋ねて来る「分からない」

 

(5)答えの解説も読み、一週間ほど考えあぐねた上で、それでも分からない時の「分からない」

 

とこのように、大別しただけでも5種類の「分からない」があるわけですから、

それぞれのタイプの「分からない」に対応した指導が必要になってきますね(*^^*)

 

 それで、上記の(1)と(2)の場合は特に、

勉強そのものの習慣が身についていない場合が多いので、

質問に答える以前に、

教科書やワークの解説を読んで、問題を解き、〇✖をつける、という基本的な習慣を身につけてもらうことが、最優先になります。

 

2.ある程度、机の前に座って、勉強のサイクルが少し身についてきたら、

次の課題は、字を綺麗に書くことです。

 

  勉強の中身と関係ないと思われるかもしれませんが、これがけっこう大事だったりするんです。

  習字を習うかどうかは別として、どの教科でも、いざテストになった時、

用語を漢字で書かなければいけない場合、字が汚いと、採点する先生としては、〇をあげたくても、✖か△にせざるを得ません。

  算数や数学などでは、字が汚いと、それだけで計算を間違えてしまう元になるんです。そのために、初めに数字や英単語や漢字の練習をするんですね(#^^#)

 

3.例え生徒から質問を受けても、講師自身の頭を使わず、生徒の頭を使わせること。

 

 よほどのことがない限り、生徒からの質問一つ一つに、時間をかけて対応するのは、生徒のためになりません。

 講師はただヒントだけを提示するか、教科書やワークのどこを見れば答えが見つかるのかを指導するのがベターですね。

 つまり、生徒が自分で答えを見つける習慣のサポートをするわけです。

 用語であれば、教科書や資料集のどこかには書かれてありますし、

 計算問題であれば、例題をもう一度見て、同じパターンの問題がないか探させます。

 

4.ダラダラとした勉強をさせないこと。

 

 集団塾であろうと、個別や家庭教師であろうと、生徒と向き合う時は、基本的に、

小テストを繰り返して、100点が取れるまで、繰り返し同じ問題を解かせるのが効果的です。

 

 教科書をボーっと見ているだけでは、覚えた気になるだけで、実際にはほとんど頭に入っていないことが多いですね。

 なので、例えその場で覚えることが必要であっても、5分か10分で覚えさせて、すぐさま解かせると良いでしょう。

 

 この場合でも、2,3日したら半分ぐらいは忘れます。

ということで、同じ問題を改めて解かせるのです。

言わば、科学的な手法を取り入れる、ということですね(*^^*)

 

🌟これで全てではありませんが、特に大事だと思われることを書き留めてみました。

 皆さんの参考になれば幸いです!