祝え!Dies Mirabilisを‼

“Dies Mirabilis”(ディエス・ミラビリス)とは、ラテン語で「奇跡の日」「素晴らしい一日」という意味だそうです。このブログを訪れて下さる皆様一人一人にとって、今日一日が素晴らしい日となりますように!(^^)!

妙な話

この夏は

思いの外、時間ができたもんだから、

一ついろいろな文学作品を、片っ端から

読んでやろうじゃないか

意気込んでみたものの、

 

書店の一角を飾って、

如何にも夏休みの感想文にでも使ってやってくださいまし

とでも言わんばかりの

 

100冊だか200冊だかの

書物の雛壇を見ては、とても全部を買うわけにはいかないな、

半ばあきらめていたものである。

 

かと言って、

一切忘れてしまえるほど、一反の誓いを破ってしまえるほど

軽々しい誓いでもなかったので、

どうしたものかと思案していた。

 

そこへ唐突に思いついたのは、

そうだ、文明の利器を使わぬ手はない。

Youtubeの朗読動画というものがあるではないか、と

今更ながら気づいたわけなのだ。

 

とほぼ同時に思いついたのは、

AmazonKindleというものだった。

当たり前と言えば当たり前のことなのだが、

これまで頭に思い浮かばなかったのが不思議でならない。

 

これを用いない道理はない、

早速Kindleで読み進めることとした。

 

以下は、その読後感想と言おうか、

メモ程度に書き連ねたものだが、

誰かしらの役に立てば、ブログ冥利に尽きるという他はない。

 

※一応断っておくが、こういった話し方は、

 映画を見終わった後に、少しばかりの間、ヒーローやらヒロインやらに

 なり切っている、少なからぬ人々と同様、

 小説の読後に、

 その語り口調に簡単に影響されてしまった輩の言葉遣い

 なのであるから、

 その辺りを加味して、読んでいただければ、

 有難い、というわけなのだ。

 

さて、芥川龍之介「妙な話」であるが、

羅生門とか蜘蛛の糸と言ったような有名どころに比べれば、

マイナーと言うか、

あまり注目されることのない作品になるかもしれないが、

 

私はこういったマイナーなものに触れるのが、

殊のほか好きなので、

惹かれるものがあったのかもしれない。

 

この作品は、

「私」が、旧友の「村上」と喫茶店に入り、村上の妹である「千枝子」が体験したという「妙な話」を、村上の口から聞く、というスタイルを取っている。

 

千枝子は神経衰弱を患っていたらしいが、

それが何によるものかは、定かではない。

 

夫が欧州戦役に駆り出されて、しかも2年間も音沙汰がない、

ということが関係しているのかもしれない。

 

初めの頃、一週間に一度はきっと来ていた手紙も、

途中からぱたりと来なくなってしまった。

 

だが、意外な形で、その理由が知れることとなる。

~それが妙な話なのだ~

 

鎌倉にいる友達に会うため

千枝子が中央停車場(いまの東京駅)に行くと、

どこからともなく赤帽(※荷物運びのスタッフ)がやって来て、

「旦那様はお変わりもございませんか」と聞いて来た。

 

~妙なことに~

千枝子は、面識もない赤帽にそんなことを急に聞かれて、

不思議がることもせずに、

「有難う。ただこの頃はどうなすったのだか、さっぱり御便りが来ないのでね」

答えたというのだ。

 

とまあ、こんな具合に、

「妙」という言葉と、「赤帽」という言葉が、繰り返し繰り返し

出て来る。

 

驚くことに

度々現れる赤帽は、

どこでもドアを持っているのかと思うほど、

あるいは瞬間移動ができるのかといぶかるほど、

遠くヨーロッパの地にいる夫の現況を、

千枝子に伝えるのだ。

 

はて、これはどういうことだろう?

「妙だ」「妙だ」と言葉が続けば続くほど、

この作品には、怪談めいた雰囲気が増してくる。

 

作者の芥川龍之介は、

ただそういったミステリーを語りたいだけなのだろうか。

 

あちらこちらに現れる「赤帽」は、ぜんたい何を表現しているのだろう。

 

おそらくその糸口は、

芥川がクライマックスの4行に周到に取っておいた、この文章に暗示されているのだろう。

 

「村上がここまで話して来た時、新にカッフェへはいって来た、友人らしい三四人が、わたしたちの卓子テーブルへ近づきながら、口々に彼へ挨拶あいさつした。私は立ち上った。
「では僕は失敬しよう。いずれ朝鮮へ帰る前には、もう一度君を訪ねるから。」
 私はカッフェの外へ出ると、思わず長い息をいた。それはちょうど三年以前、千枝子ちえこが二度までも私と、中央停車場に落ち合うべき密会みっかいの約を破った上、永久に貞淑な妻でありたいと云う、簡単な手紙をよこした訳が、今夜始めてわかったからであった。…………

 

 

妙な話

妙な話

 

 

Youtubeの動画では、

以下の二つの朗読動画があった。

 


朗読 芥川龍之介【妙な話】


芥川龍之介「妙な話」石丸絹子朗読 青空文庫名作文学の朗読 朗読カフェ

 

🌟私としては、石丸さんの落ち着いた調子の少し明るい朗読も悪くはないのだけれど、

「妙な話」という幾らかミステリー要素のある作品では、橋爪功さんの朗読の方が好きだなあ(#^^#)

 

 

 

こちらのレモン(檸檬)もお忘れなきよう(#^^#)

「レモン」と言うと

米津玄師の“Lemon”が真っ先に思い浮かべられることだろう。

いや、かく言う私もその一人なのだ。

 


米津玄師 MV「Lemon」

 

カラオケでも、まあ間違いなく、これを歌う。

しかも、少しなり切って歌う。

 

とは言え、

そちらばかりに気を取られては困る。

こちらの「檸檬」にも、目を留めてもらいたいものだ。

 

作者と同様、

日頃よく行く店で、

ふと一つの檸檬に目が留まった。

 

むろん、私の場合は、八百屋のレモンじゃなくて、

「レモン」色をした表紙の本なのだけれども…

 

それにしても、わずか20ページほどの短編なのだが、

ちょっとしたショートムービーを見ているような気持になる。

モノクロの自主製作映画ではなくて、

いろどり鮮やかな心象風景映画とも言うべきものだ。

 

あんまり書きすぎると、

これから読んでみようという人の楽しみを奪ってしまう。

やんわりほのめかす程度にしておくのが

大人の嗜みというもの。

 

面白いのは、

この作品には、作者一人のほか、登場人物が誰もいない。

つまり、ノローグに位置づけられるだろう。

だがしかし、

単なる独白というのとも違う。

 

敢えて言うなら、

のっけから出て来る「えたいの知れない不吉な塊」が、

対談者と言えようか。

 

「生活がまだ蝕まれていなかった以前」と言っているから、

いま作者の生活は荒れていたらしい。

貧乏で、いろんなことがうまく行っていなかったのだろうな。

 

言ってみれば、その「もやもや感」

私の人生を押さえつけているものが、彼の語るところの

「えたいの知れない不吉な塊」なわけで。

 

その塊の正体を突き止めようというのが、

檸檬」のストーリーと言えば、ストーリーになるのかしら。

 

取りも直さず、冒頭で「塊」と書いている時点で、

それは既に檸檬」を連想させようとしていたことは明白なのだけれども、

そこに至るまでに、いろいろと回り道というか、

あちらこちら意味もなく当てもなく放浪しているのも、

心のアンニュイな旅ということになるのだろうか。

 

その気だるさや重苦しさとは裏腹に、

筆者の行く先々に現れるものの描写は、実にくどいぐらいに生々しく感じる

昨今流行りのスマートさとは違って、

一つ一つのものに丁寧に、興味の眼差しを向けている感じだ。

 

のみならず、言葉遣いもさることながら、出て来るものはみな、

大正明治か、あるいは江戸時代かと見まがうほど、

まことに懐かしいものばかりなのだ。

これは単純に楽しい。

 

ありていに言えば、知らないものもあるけれど、

自分もその街に迷い込んだ気分にしてもらえる。

 

いずれにせよ、

物語は終盤、一気に檸檬へと集約していく。

 

八百屋で仕入れた檸檬一つで心晴れやかになった彼は、

しかし丸善に入って、

再び鬱蒼とした気分にさせられる。

いったん、気持ちが上がり調子になっただけに、

この落ち込みはより一層、手の付けられないものになっている。

 

だが、そこに神の声か、悪魔の声か、

あるささやき声が、聞こえて来たのだ。

 

いたずら声と言ってしまえば、それまでだが、

ちょっとやそっとのいたずらではない。

今の時代だったら、捕まってしまうかもしれない危険な遊びなのだ。

 

どんなものかは…

皆さんにも実際に読んでみられることをお勧めしたい。

 

私が感じる檸檬」の重さと、他の読者のそれとは違うものだろうからね。

 

 

 

そういうわけで、私も少しばかり、

梶井基次郎の「檸檬を真似て、

今度カラオケに行った時にでも、

部屋のテーブルの上に、

機械の城を築き上げて、

そこに檸檬をそっと置いて来てやろうかな。

 

これが爆弾だとしたら、

私の孤独感を増幅させる、あのカラオケ店というものが

ぜんたいどうなるものか、

一つ楽しみに見てやろうじゃないか。←嘘です。冗談です!

(※あくまで作品を真似てみた妄想なので、誤解なさらぬよう、一応、お断りしておきますね(*^^*))

 

 

Hillsong Young & Free "Real Love"(オーストラリアのCCMミュージシャン)

今夜も

アメリカCCMから

素晴らしい楽曲をお届けしましょう(#^.^#)

 

今宵のナンバーは、

Hillsong Young & Freeの

“Real Love”です!

 


Real Love (Live) - Hillsong Young & Free

 

Youtube動画を見ていただければ分かりますが、

まるでバンドのライブか、クラブのワンシーンかと思うほどの

若者の熱気で満ち溢れた会場となってますね!(^^)!

 

でも、これれっきとした「礼拝」なんですよ(#^.^#)

普通の礼拝のイメージとはかけ離れてるけど、

彼らはマジでイエスを礼拝し、賛美してるんだ!

 

なんかスゴイよね‼

 

というわけで、

Hillsong Young & Free "Real Love"の歌詞と和訳を

紹介しますね。

 

Staring into Your eyes

(あなたの目を見つめてると)
Makes my heart come alive

(僕の心は元気になってくる)
Suddenly brought to life

(突然、命が吹き込まれたんだ)
When I met You

(あなたにお会いした時にね)

 

Reaching beyond the skies

(空を突き抜けて手を伸ばせ)
Running deep, stretching wide

(思いっきり走れ、体をめいっぱい広げろ)
Perfect love realized

(パーフェクトな愛が)
Here with You

(ここに君と共にあるんだぜ)

 

Now this love is for real

(そうさ、この愛はほんもんだ)
You will never let go

(離すんじゃないぞ)
Never let go, oh

(絶対に離すなよ、な!)
And it's more than just words

(言葉なんかじゃ表現できない)
Love beyond my control

(僕にコントロールできない愛だ)
Out of control

(制御不能なのさ)

 

This is real love(これこそマジの愛)
This is real love(これこそマジの愛)
This is real love(これこそマジの愛)
This is real love(これこそマジの愛)
You're pulling me closer and closer

(あなたは僕をどんどん引き寄せて)
Holding my heart till the very end

(最後の最後まで私の心を鷲掴み!)

 

Jesus, I'm found in your freedom

(イエスよ、僕はあなたと出会って自由を知った)
This is real love, this is real love

(これこそマジの愛、これこそマジの愛)
In Your heart, I'm found

(僕はあなたの愛の中にいる)
I want You, I want You

(あなたが欲しい、あなたが欲しい)

 

You won't let me down

(あなたは僕を失望させたりしない)
You got me, You got me

(心奪われた、心奪われた)
Yeah this love is for real

(そうさ、この愛はほんもんだからね)
You will never let go

(あなたは僕を離したりしない)
Never let go, oh

(絶対に離さない、ね!)
And it's more than just words

(言葉なんてものを超えてるんだ)

 

Love beyond my control

(僕にコントロールできない愛)
Out of control

(制御不能さ)
You're pulling me closer and closer

(あなたは僕をどんどん引き寄せて)
Holding my heart till the very end

(最後の最後まで、僕の心を鷲掴み!)
Jesus, I'm found in your freedom

(イエスよ、僕はあなたと出会って自由を知った)
This is real love, this is real love

(これこそマジの愛、これこそマジの愛)
Oh
You're pulling me closer and closer

(あなたは僕をどんどん引き寄せて)
Holding my heart till the very end

(最後の最後まで、僕の心を鷲掴み!)

 

Jesus, I'm found in your freedom

(イエスよ、僕はあなたと出会って自由を知った)
This is real love, this is real love

(これこそマジの愛、これこそマジの愛)
Staring into Your eyes

(あなたの目を見つめてると)
Makes my heart come alive

(僕の心は元気になってくる)
Suddenly brought to life

(突然、命が吹き込まれたんだ)
When I met You

(あなたとお会いしたときにね)
one, two, three, jump

(1,2,3、ジャンプ!)
This is real love(これこそマジの愛)
This is real love(これこそマジの愛)
This is real love(これこそマジの愛)
This is real love(これこそマジの愛)
You're pulling me closer and closer

(あなたは僕をどんどん引き寄せて)
Holding my heart till the very end

(最後の最後まで、僕の心を鷲掴み!)
Jesus, I'm found in your freedom

(イエスよ、僕はあなたと出会って自由を知った)
This is real love(これこそマジの愛)
This is real love(これこそマジの愛)
This is real love(これこそマジの愛)

 

 

Real Love (Live)

Real Love (Live)

  • アーティスト: Hillsong Young & Free
  • 出版社/メーカー: Hillsong Music and Resources LLC
  • 発売日: 2016/02/26
  • メディア: MP3 ダウンロード
  • この商品を含むブログを見る
 

 

PFR“Great Length”

May God bless you !!

皆さん、こんばんは(*^^*)

 

今夜は、アメリカCCMの中から

PFR“Great length”をお届けしたいと思います。

 


Track 01 "Great Lengths" - Album "Great Lengths" - Artist "PFR"

 

Here I am once again

(ここに俺はもう一度来て)

Pleading

(懇願するのさ)

To the sky

(空に向かってね)

Kneeling to the sands shedding my

(砂地にひざまずき、涙を流して)

Regrets

(後悔してる)

Knowing You'll forget everything

(でも分かってる、あなたがぜんぶ赦してくれるってこと)

 

(chorus)

Why didn't I go to such great lengths to

(なんでもっと努力しなかったんだろう)

Try to please You

(あなたを喜ばせるってことをね)

Instead I tried to please myself

(その代わりに、自分を喜ばせることだけ考えてた)

In the end when your heart is broken

(でもあなたがひどく傷ついてるって、ようやく気付いて)

I see the folly of trying to please myself

(自分のバカさ加減が分かったのさ)

 

I have not yet arrived

(って言ってもまだまださ)

Seeing

(見えてないんだ)

Anything

(いろんなことがね)

Quiet my desires till they die

(だから俺の欲望が死に絶えるまで)

Until they die Or align with Your will

(そう欲望が死に絶えりゃ、あなたの思いに従っていけるんだ)

 

 

Great Lengths

Great Lengths

 

 

タピオカ・ミルクティー・カンタータ

ご存知の方も

多いと思いますが

かのJ・S・バッハの曲に

 

f:id:wa1t1ng3s:20190728192337j:plain

 

「コーヒー・カンタータというのがあります(*^^*)

 


J S Bach "Schweigt stille, plaudert nicht" "Kaffeekantate", BWV 211 Ton Koopman

 

バッハと言えば、

大抵は宗教曲とか、小フーガト短調

 


小フーガ ト短調 BWV578 (バッハ)

 

とかを

思い浮かべられると思うのですが、

 

いわゆる世俗カンタータというのもあって、

これがなかなか風刺が効いていて、

マジで面白いんです!

 

初めて知った!という方は、

ぜひぜひ視聴してみてください!(^^)!

 

で、この度のブログは、

その「コーヒーカンタータ「コーヒー」

「タピオカミルクティーに代えただけなんですけれど

 

「コーヒーカンタータ」の世界を紹介したい思いもあって、

こういう形にしました(≧▽≦)

 

🌟バッハの時代(17世紀終わり~18世紀半ば)のドイツ・ライプツィヒでは、

 コーヒーが新しい嗜好品として巷で流行っており、

 まあ今で言うライブハウスみたいな感じで、

 音楽も演奏されていたそうです。

 

⭐そんな背景の下、

 この新しい嗜好品に首ったけのに対し、

 頑固おやじがなんとか止めさせようと画策する!

 という作品に仕上がっているんですね。

 

さてさて、これをいま流行真っ最中のタピオカミルクティー

代えてみたら、どうなりますか⁉

 

とくとご覧あれ(*^^*)

 

(※分かりやすいように、ちょっと脚色してありますの…)

第1曲 レチタティーヴォ(語り手)

(語り手)
さあさあ、おしゃべりはやめて、お静かに!
今から始まるお話しをお聞きください。
ほら! その名もイカついシュレンドリアンが
娘のリースヒェンを連れてやってきましたよ。
どんな仕打ちを娘から受けたのか、
聞いてみようじゃあ~りませんか。

第2曲 アリア

バス、弦楽合奏通奏低音

 

(シュレンドリアン)
まったく子供というのは、
厄介この上なく、苦労の種でしかない。
娘のリースヒェンときたら、
毎日毎日、どれだけ言ってきかせても、
右から左へ聞き流すだけだ。

第3曲 レチタティーヴォ

ソプラノ、バス、通奏低音

(シュレンドリアン)
おい、この厄介者のはねっかえり娘め!
いつになったら分かってくれるんだ。
タピオカミルクティーなんか止めなさいと言ってるだろ!


(リースヒェン)
パパ、そんなにキツく言わないでよ。
もし、一日三回タピオカミルクティーが飲めないんなら、
私、干からびちゃうわ。

第4曲 アリア

ソプラノ、フルート、通奏低音

 

(リースヒェン)
ああ、タピオカミルクティーって何て甘いのかしら!
千のキスよりずっと甘い、
マスカットよりもっと柔らか。
タピオカミルクティー、タピオカミルクティー、タピオカミルクティーなしじゃ生きてけない。
私をものにしたいんならね、
タピオカミルクティーをくれるだけでOKですことよ。

第5曲 レチタティーヴォ

ソプラノ、バス、通奏低音

(シュレンドリアン)
もしお前がタピオカミルクティーをあきらめんのなら、
今度の結婚パーティーには行かせないからな。
ウォーキングに行くことすら許さないぞ。


(リースヒェン)
良いわよ、ぜんぜん平気!タピオカミルクティーさえ飲ませてくれたら。


(シュレンドリアン)
何を⁉。
よ~し、流行りのスカートを買うのも取りやめだ。


(リースヒェン)
そんなのなくても、死にゃしませんよ~。


(シュレンドリアン)
こうなったら、窓から町を眺めることも
できなくしてやるからな!


(リースヒェン)
そんなこと言っても無駄無駄、おんなじことよ。
私はただタピオカミルクティーを飲ませてって言ってるだけなのに。


(シュレンドリアン)
帽子につける飾りも、
取り上げてやる!


(リースヒェン)
どうぞどうぞ、でも、私の楽しみだけは取り上げちゃイヤよ。


(シュレンドリアン)
この無礼者め、
タピオカミルクティー以外、何にもいらないというんだな?

第6曲 アリア

バス、通奏低音

 

(シュレンドリアン)
頑固でわがままな我が娘は、
何をやっても言うことを聞かないな。
でも、秘策があるのだ!

これにはさすがの娘も

言うことを聞かざるを得んぞ。

第7曲 レチタティーヴォ

ソプラノ、バス、通奏低音

(シュレンドリアン)
さあ、パパの言うことを聞くんだ!


(リースヒェン)
タピオカミルクティーのこと以外なら、何でも聞いてあげるわよ。


(シュレンドリアン)
勝手にしなさい。
ところで、結婚したくないわけはないんだろうね。


(リースヒェン)
パパ、もちろん結婚したいわよ。


(シュレンドリアン)
そうか、だがな、結婚なんかもうさせるつもりはないぞ。


(リースヒェン)
えっ?タピオカミルクティーをやめないなら?
分かったわ、パパ、
もうタピオカミルクティーなんか飲みません。


(シュレンドリアン)
よしよし、やったぞ、ついに言うことを聞いたか!

第8曲 アリア

ソプラノ、弦楽合奏通奏低音

 

(リースヒェン)
今日にでも

結婚相手が見つかったらいいな!
パパが許してくれて良かったわ。
ああ、私の夫となる方はどんな方かしら!
夢みたい、
早くお会いしたい、
タピオカミルクティーをやめたんだから、
今日寝る前にでも
ムキムキの素敵な男性が見つかってほしいわ。

第9曲 レチタティーヴォ(語り手)

テノール通奏低音

(語り手)
こうして、シュレンドリアンさんは、
さっそく娘のリースヒェンのために、
婿を探しに出かけましたとさ。

でも、リースヒェンは、
結婚相手の男性を家に入れる前に、
こんな約束をさせようと密かに計画していたので、
そう、いつでも欲しいときに、
タピオカミルクティー

を飲ませてちょうだいねって。

第10曲 合唱

ソプラノ、テノール、バス、フルート、弦楽合奏通奏低音

 

(ソプラノ、テノール、バス)
ネコがネズミを追いかけるのを止められないように、
娘はタピオカミルクティーがやめられるわけがありません。
お母さんも、おばあちゃんも、
みんな飲んでるんですもの、
そんなタピオカミルクティーを娘がやめられるわけないでしょう!

 

 

バッハ:コーヒー・カンタータ&結婚カンタータ

バッハ:コーヒー・カンタータ&結婚カンタータ

 

 

🌟こちらは、漫画の「コーヒーカンタータ」ですよ( ゚Д゚)

 

 

悲しみを癒してくれる薬

f:id:wa1t1ng3s:20190726234759p:plain

 

スヌーピー

PEANUTSシリーズから

名言をいくつか

ご紹介したいと思います(*^^*)

 

1.「長編小説」

スヌーピー:長編小説の凄いアイデアがあるっていうのに、良い題名はみんな使われちゃってる!

 

漫画の方では、

スヌーピーがときどき小説を書いてたりしますが、

彼なりの素晴らしいストーリーが思い浮かんだようですね。

 

でも、肝心のタイトルで悩んでしまう。

なぜって、あ!これは良い題名だ!って

思いついても、

実はもう考えられてしまっているから。

 

ええ、自分にもちょっと経験がありますね( ゚Д゚)

さすがにこのアイデアやタイトルはないだろうって思って、

一応、ググっておくか、と検索してみると

あった‼

あったのか~~~‼

となるわけですね。

 

2.「悲しみを癒してくれる薬」

ライナス:悲しみを癒してくれる薬って、どんなものかなあ?

チャーリーブラウン:一粒のチョコレートと、背中を友達がポンと叩いてくれることだよ。

 

f:id:wa1t1ng3s:20190726234842j:plain

f:id:wa1t1ng3s:20190726234901j:plain

 

ライナスの悲しみって何だろう?

って気になるところではありますが、

いや待てよ?

ライナス自身のじゃなくて、

誰か気になる人の悲しみなのかな?

 

まあ、それはともかくとして、

これが子供の会話なのかと訝(いぶか)ってしまいますね。

 

でも、いつもはおっちょこちょいで、うだつの上がらない

チャーリーブラウンが、

大人ばりの名言を宣ってます。

 

たまたまそこにあったのか、

友だちがくれたのかは定かではありませんけれども、

割とけっこう

一粒のチョコレート

悲しみに打ちひしがれた心を

ほんわか癒してくれたりするものです。

 

そして、そんな自分の隣に、

そっと手を回して

背中をポンと叩いてくれたりしたら…

 

どんなに嬉しいことでしょう!(^^)!

 

3.「食べる以外の大切なこと」

チャーリーブラウン:人生、食べること以外についても、考えようとしなきゃダメだよ!

スヌーピー:その通りさ。眠ることも非常に大切だね。

 

まるでお笑いのネタか!って思えるほどの

名コンビのやり取りです。

 

スヌーピーに向かって

「人生」と言ってる辺りが面白いっていうか、

いやいや「犬生」だろ!って

つっこみたくなるのですが、

 

スヌーピーもみんなの大切な仲間なんだなって

ほっこりさせられる一幕でもありますね。

 

チャーリーブラウンの問いかけに対して、

ちょっとでも高尚なことを言うのかなと思いきや

「眠ること」かい!

って感じなのですけれども、

 

うん、でも、眠ることって

とっても大事だよね!

妙に納得させられちゃいました(*^^*)

反社会的勢力と田沼意次

昨今の

吉本芸人の闇営業問題

それに端を発する吉本興業の体質について

 

またまたちょっと

マジな感じで書いてみたいと思ったので

しばしお付き合いをお願いしま~す(*^^*)

 

誰かのツイート

「反社会的勢力こそが問題だと思うのに、なぜ逮捕しないの?」

っていう趣旨の書き込みがあったのですが、

 

これには全くの同意です!

 

で、リプでも少し書いたりもしたんですが、

なぜ、マスコミも警察も、

反社会的勢力の方を追求したり、調査したりしないかっていうと、

 

ずばり!

いろんな組織のトップの方々が、

そういった勢力の方々と繋がりがあるからじゃないのか

って思うんです。

 

 

意図的に

反社会的勢力と関りを持とうとする人たちも

いるでしょうし、

 

あるいは、

様々な事情で止む無く、交流を持たざるを得なかった、

ということもあろうかと

思うんですが、

 

いずにれしても、

日本の社会の(いやきっと世界の諸国で)

おそらく隅々にまで、

反社会的勢力のネットワークが広がり、

しっかりと根を下ろしてしまっているがために、

 

もし本気で

反社会的勢力を根こそぎにしようという

ことにでもなったら

 

ほぼ間違いなく

日本の社会がひっくり返ってしまうことでしょう( ゚Д゚)

 

それは

一つには、反社会的勢力そのものと、

その勢力と繋がりを持っている人たちが黙っていないだろう

ということ。

 

もう一つは、

その反社会的勢力や、その勢力と関りを持つ集団に

向けた刃が

結果的に、民衆に向けられることになるだろう、

ということなんです。

 

スマップの昔の曲に

「Triangle(トライアングル)」っていうのがあって、

 

 

その中の歌詞に

「精悍な顔つきで構えた銃は、他でもなく僕らの心に突き付けられてる」

というのがありましたけれども、

 

これと同じことが

反社会的勢力にまつわる問題にも当てはまるんじゃないかなって

思うんですね。

 

それで思い出すのは、

江戸時代の悪名高き老中田沼意次(たぬま おきつぐ)」です。

 

f:id:wa1t1ng3s:20190725225603j:plain

 

彼は

江戸幕府のどんどんやせ細っていく財政を立て直すべく

禁止されていた株仲間を復活させ

特に商人がどんどん儲けられるようにしてあげました。

 

それが結果としては、賄賂政治を蔓延させることになり、

それへの批判が高まって、

田沼意次は仕方なしに失脚となったわけです。

 

彼に代わって登場したのが

陸奥白河藩主の老中松平定信であります!

 

そう、松平定信

(今の政治にマスコミの状況にも似ていますが)

民衆の圧倒的な支持と後押しを受けて

世直しを始めます。

 

人々はこう言って称賛したものです、

「田や沼や 汚れた御世を 改めて 清くぞ住める 白河の水」と。

 

「田や沼や」とは、もちろん田沼意次のこと。

彼の政策で汚れた御世(みよ)を、

白河(松平定信が白河の藩主であったので)が清くしてくれる!

みんな大いに期待したんですね。

 

ええ、松平定信はやってくれました!(^^)!

世間の意見を取り入れて

どんどん改革を推し進めました。

 

財政を切り詰め切り詰め、

現代で言えば、

会社で使うコピー用紙の一枚も無駄にするなと命令を出し、

残業代もカットして、

 

また家庭で言うなら、

トイレの水はめったに流さず

食事は豪華な食材は使わせないようにしたわけです

贅沢は敵だ!」政策)。

 

娯楽

そんなことに現(うつつ)を抜かすから

みんな真面目に働かないのだと

これも今で言えば、

ジャニーズやバンドのコンサートは一切禁止

 

賭博の温床になるからと

ゲームの類もことごとく法律で禁止となりました。

 

あれ?あれれ~?

って感じですよね。

 

そりゃあ清くしてくれとは言ったけど、

そこまでやれとは言ってないぞ!

またまた民衆から不満続出

 

しまいには

こんな川柳が飛び出すまでとなりました、

「白河の 清き魚の住みかねて 元の濁りの 田沼恋しき」と。

 

清すぎるのもちょっと困る

少しぐらいは汚れてた方が性に合う

ってんでしょうか。

 

昨今の話で言えば

反社会的勢力を全部丸ごと逮捕しちゃえばいいじゃん!

って思うんですけど、

 

たぶんそれをやると、

民衆が、国民がいろいろ困ったことになるだろうと。

 

別に反社会的勢力が良いってわけじゃありません。

 

問題は、

反社会的勢力を根こそぎにするってことが、

具体的にどういう事態をもたらすかを

ちゃんと分かっているか、

ということ。

 

そして大改革を成し遂げた後に、

どんな世の中になっているかを

しっかりと想像できているか、っていうこと

ですね。

 

ちょっと長くなっちゃいましたね( ̄▽ ̄)

お後が宜しいようで!