祝え!Dies Mirabilisを‼

“Dies Mirabilis”(ディエス・ミラビリス)とは、ラテン語で「奇跡の日」「素晴らしい一日」という意味だそうです。このブログを訪れて下さる皆様一人一人にとって、今日一日が素晴らしい日となりますように!(^^)!

塾の講師の心構え1(塾の通奏低音)

塾の講師になって

まだ2年にもならないわけですが、

その間、研修やら実践やらで教わったこと、

そして自分でもいろいろ試してみて、

確かにそうだなあと思わされていることは、

 

生徒が質問してきた時に

懇切丁寧に教えない!ということです。

 

いやいや、詳しく細かく教えてくれるからこその塾じゃないか!

という声が聴こえて来そうですが、

塾の通奏低音

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として大事なのは、

個々の問題を教えてあげることではなくて、

考える力を身に着けさせることなのです(*^^*)

 

言い換えれば、生徒がいろんな質問をしてきた時に

こちら側、つまり講師が自分の頭で考えて、答えるのではなくて、

生徒が自分の頭を使って考えるようにリードすること

 

別の言い方をすれば、

解答の読み解き方を教える、ということです。

 

生徒が質問をしてくる時

多くの場合、まず問題文をちゃんと読めていないことが多いですね( ゚Д゚)

だから問題が解けない。

知識や技術の問題以前に、問題文を読む力、すなわち国語力が備わっていない、という問題があります。

なので、生徒が質問をしてきた時は

問題文を声に出して読ませますね。

 

それから、特に数学理科の場合、解答を読ませます。

解答がある場合に限りますが、

解答を見て理解できるなら、それに越したことはありません。

でも、やはり多くの場合、問題文だけでなく、解答を読み解く力がなかったりするのです。

 

テストのときは、塾の講師がそばにいてあげることはできません。

生徒が自分の力で解かねばならないのです。

ですので、そのために、生徒が問題を初めから終わりまで、

ぜんぶ自分で解き切る力を身につけさせてあげることが、

毎日の指導で何よりも大切なことになってくるのですね。

 

急がば回れというやつです。

 

教科書や問題集のどこを見れば、解き方が載っているのか。

どこかに似たような問題はなかったか。

そういったことをヒントを小出しにし、

また生徒が、自分の手と頭でフル回転して問題に取り組むよう助けるわけです。

 

まあ、偉そうなことを書いてますが

初めは自分も一から十まで答えてましたし、

一人勝手に冷や汗をかいてたものです(>_<)

 

そうやってるうちに、段々とというか、何を最優先にすべきかが、

ちょっとずつ見えるようになってきたかなと思う

今日この頃なのでした。