祝え!Dies Mirabilisを‼

“Dies Mirabilis”(ディエス・ミラビリス)とは、ラテン語で「奇跡の日」「素晴らしい一日」という意味だそうです。このブログを訪れて下さる皆様一人一人にとって、今日一日が素晴らしい日となりますように!(^^)!

政治と選挙はRPG

今日は参議院選挙の投票日でしたけれども、

せっかくなので、

政治と選挙について、

ちょっと大真面目に語ってみようかなと思いまして(*^^*)

 

タイトルには

「政治と選挙はRPGと掲げましたが、

その意図は、

 

“なぜ若者が選挙の投票に行かないか?”と言えば、

それは、

政治と選挙に真剣に関わろうとすると、

RPGのように、

進めば進むほど、強敵と戦わねばならぬことを、

心の奥底では知っているからだ

 

ということです。

 

1.問題は「無関心」ではない

  若者がなぜ政治に無関心なのか。

  若い人はどうして選挙の投票に総じていかないのか。

 

  それに対して、TwitterでもYoutubeでも、

  「投票に行こう!」というメッセージが発信されます。

  それを通して、多くの若者が政治に関心を持つことは、

  取り敢えず良いことだと思います。

 

  なぜ「取り敢えず」と言ったのかと言いますと、

  その良いことが、長いスパンで見た時に、

  必ずしも良いことにはつながらず、

  むしろ悪いことにつながったということが

  歴史の中ではしばしば起こったからなのです。

 

  若者が政治に関心を持つ。

  選挙に積極的に関わるようになる。

  自分たちの希望の政治家が誕生する。

  初めは、その政治家は人気を博し、時の人となり、

  大フィーバーが巻き起こる。

  しかし、ある時期から黒い噂が囁かれるようになる。

  群衆はある時、気づき始める。

  どうも、この政治家は我々の願いを叶えてくれる人ではないようだぞ、と。

 

  では、当の政治家はどうでしょうか。

  背水の陣で選挙に臨む。

  SNSなど若い力に支えられ、街の人々の応援に励まされて、

  みんなが望む政治を実現させようと公約を掲げ、

  念願の当選!

 

  これで本当の政治ができる!と

  意気揚々と政治に関わり始める。

  皆さんからの期待に応えようと、思い切った改革に踏み切ろうと試みる。

  世間の評判も上々

  順風満帆で、思ったよりも早くマニフェストを実現できそうだと

  自然と笑顔が生まれて来る。

 

  しかし、この若き政治家も、

  ある時を境に、気づくようになる。

  

  いや、それはただ単に、組織の中では妥協が必要になる、とか

  黒い人たちともうまくやっていかないと、命が危ない、とか

  そういうことだけでなくて、

  「政治」というものが、

  想像以上に、至極難しい、ということを。

 

  そしてまた、

  私たちはどこかで気づかなければならない、

  自分を応援してくれていた、その「みんな」が

  ちょっとしたことがきっかけで、

  自分の「敵」となってしまうことを。

 

  事の真相を知るのは、本人のみ。

  

  その他の情報は、どうしても不十分で欠けがあり、

  バイアスがかかっていて、情報操作がされやすい

  そうやって何重にも包み込まれて、ようやく人々のもとに

  ニュースや情報として届く。

  そのフィルターのかかった情報を、

  真摯に真剣に読み解こうとすればするほど、

  闇の力がそこに関与しているのを肌で感じずにはおれなくなる。

 

  私たちは知っているはずだ。

  意見はいろいろあって良いのだ、と。

  でも、だとすると、ネットやニュースで発信される「みんなの総意」は、

  断じて「総意」ではない。

  言葉遊びをすれば、「総意」は「相違」なのだ。

  全く考えも感性もやり方も違う人たちの意見をまとめるのは

  至難の業だ。

  

  ある人たちの意見を「総意」にしてしまうと、

  違う意見の人達からクレームが来る。

  それじゃあというので、その人たちの考えに合わせると、

  また別の人達から、批判の矢が飛んでくる。

  民衆というものは、実に無責任だ(自分を含めて)。

  自分は責任を取らなくてもいいから、好き勝手言ってられる。

 

  それだけじゃない。

  一つの言葉も、

  人によって受け取り方が違う。

  「バカ」という一言も、

  言いようによっては喧嘩になるけど、

  また言いようによっては感謝にもなるものだ。

  マスコミや字数の関係や、いろんな事情で

  言葉が文章や流れから切り取られてしまえば、

  その人の発言は、全くも別物になってしまう。

  それによって生まれる誤解、弁明、謝罪、関係の再構築に、お互い耐えられるだろうか。

 

  話がだいぶ長くなってしまいましたが、

  若者がなぜ政治に無関心かと言えば、

  おそらくあまりに純過ぎて

  必ず立ち現れる強敵に立ち向かう勇気を持てないでいるからではないか、と

  思うのです。

 

  別の言葉で言えば

  深く傷つきすぎて、つまり、もう何度も期待を裏切られ過ぎて、

  もう信じるということをしたくないんじゃないか

  そう思うのです。

 

2.投票はブラックボックスだ!

  投票に行ったはいいものの、

  その開票が正確に行われているか、かなり怪しいものです。

  手作業ですることもありますが、

  数が膨大なので、機械にも頼る。

  その機械に何かされていれば、一般の人達には分かりません

  それを監視しようとする人たちもいますが、

  決して多くはないのです。

 

  もっと大きな課題は、

  私たちの思想や考えさえ、マスコミやネットの情報によって

  操作されていることが多い

  ということです。

  だから、情報が操作されていて、バイアスがかかっていて、

  その根底にはどんな意図があり、またどのような哲学があるのか。

  それをよく考えていなければ、

  私たちは自分たちで考えているようでいて、

  そう考えるように巧みに操られている、とも言えるわけです。

 

  私たちはどの道、何らかの考えに

  マインドコントロールされているんですね。

  であれば、最善最高の考えにマインドコントロールされるのが良い

  決まってます。

  でも、ここで大事なのは、何が最善最高かは、

  人によって違うということ。

 

  そういうわけで、たくさんの「相違」から

  いかに真に意味のある「総意」を形作れるか、がとても大事になってきます。

 

  🌟だから、大切だと思うのは、ただ投票に行きましょう!っていいんじゃなくて、

   政治とは何か、それを深いところで歴史から学ぶ、ということです。

 

  直接は関係ないですけど、

  せっかく話題に出したので、セカオワRPGを掲載してみました(*^^*)

 

  


SEKAI NO OWARI「RPG」